Weekly ゴーゴーリサーチ(第827回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
地震や台風など、いつ起こるかわからない自然災害。「住んでいる地域や我が家は大丈夫」ではなく、大切な家族のためにも、明日被災するかも…と備えておくことが大切です。そこで、今回は「防災対策してますか?」と題してリサーチを実施。皆さんの防災意識を高めてもらいたいと、東京消防庁 防災部 震災対策課から特別寄稿もいただきました。
結果発表と合わせてご覧ください!
“我が家の防災対策は完璧!”であっても、大きな地震が発生した場合に家の中でタンスや本棚、テレビなどが転倒や落下して家族がケガをしてしまっては、せっかく備えていたものも使えずに病院を探すことに。震災時、救急車はなかなか来ないし、病院や救護所ではすぐには診てもらえません。
東京消防庁では、震災時の家具類の転倒等によるケガ人を減らすため「家具類の転倒・落下・防止対策」を呼びかけています。
熊本地震や近年発生した大きな地震ではケガ人の約3~5割の方が家具類が転倒、落下、移動したことが原因でした。
お子さまを守るために、お父さんやお母さんが家具の下敷きになっては大変です。
家具類が倒れない対策をしていれば、家族1人1人が自分の身は自分で守る「自助」ができるのです。
また、地震時だけではなく、普段の生活のなかでも0~6歳の乳幼児が家具によじ登るなどして、家具が倒れて負傷した事故が2014年~2016年の3年間で59件発生しています。
家具類の転倒防止対策は、小さなお子さまがいるご家庭では、非常に重要な防災対策となります。
防災対策と一緒にもう一度、室内を見渡してみてください。
くわしい家具転対策は、東京消防庁HP(http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-bousaika/kaguten/index.html)に掲載している「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」をご覧ください。
皆さんが不安に思っている自然災害は、「地震」とお答えの方が大多数で94.0%。甚大な被害をもたらした東北や熊本・大分での大震災も記憶に新しく、不安が強いようです。
以下は、
「台風(34.5%)」
「津波(25.0%)」
「豪雨(23.8%)」
という順になりました。
身近に起こったり、その災害で怖い思いをしたりすると、一段と不安になるのでしょう。
避難所までのルートや非常時の行動を家族で確認している方は、「家族全員でしっかり把握している」とお答えの方が28.5%、「ママ・パパのどちらかが把握している」とお答えの方が22.1%と、半数を超えましたが、「特にしていない」とお答えの方も多く、49.4%いらっしゃいました。ついつい後回しになってしまうのかもしれませんね。
災害に備えて自宅で準備しているものは、
以下は、
「懐中電灯・ローソク(68.3%)」
「水(55.0%)」
「マスク(44.9%)」
「ビニール袋(40.2%)」
「軍手・靴下(35.8%)」
「非常食(ミルク・離乳食)(35.1%)」
「救急薬品(30.3%)」
という順になりました。
トップは、「懐中電灯・ローソク」。災害時は停電になる可能性が高く、スムーズに行動したり、お子さまが暗さを怖がったりしないために必要ですよね。
続いての「水」は、命を守るために必須といっても過言ではないかも。
「マスク」は粉じんや煙などをシャットアウトしたり、感染を防いだりする役割も。
「ビニール袋」は雨や寒さ除け、バケツ替わり、調理器具など、多種多様に活用でき、かなり役立つので、用意されている方が多数。
避難、片づけの際に怪我を防御する「軍手・靴下」、怪我、病気に備えての「救急薬品」も必須。
また、「非常食」はママ・パパはもちろん、お子さまのためにしっかり準備されてるのでは。
外出中に被災した時の備えてとしては、「出かけるときは家族に行先を伝える」とお答えの方が46.0%。居場所がわかれば、迎えや救出ができますものね。
家族に連絡する時、充電切れ!なんてことのないよう、「携帯電話の充電器を持ち歩く」とお答えの方は21.6%、被災後のことも考えて「ペットボトルやマグボトルで飲料水を持ち歩く」とお答えの方が20.3%でした。
東日本大震災を仙台で経験し、相当大変な思いをしました。7年経って教訓を忘れがちですが、再来月の丸7年にはもう一度家族で話し合いたいです。(ソンディー/宮城県仙台市)防災カバンと通帳や印鑑などは、まとめて家に置いてある。家具など倒れて危ないものは突っ張り棒をしている。(さーや/愛知県津島市)非常食を常備している。地震がきた際、窓ガラスが割れて床を歩けないことがないようにスリッパをベッドの下に置いている。子供を守るために寝室は高い家具を置かないようにしている。落ちて頭を強打しないように。あとベッドの頭側に窓があるため、最近危ないと思うようになりベッドの方向を検討中。(りー/鹿児島県鹿児島市)地震が警戒されている地域なので避難する場所が書いてある紙を家の見えるところに貼っておく。夫婦で何かあった時の行動を共有しておくなどの対策をしています。あとは防災用品を半年に1回程見直しています!!(のんびりさん/静岡県浜松市)入り口を塞ぐような場所に家具を置かないなど、設置場所の工夫や倒れないように固定している。(るーちゃん!/高知県南国市)日ごろから「どこに何がある」と教えてあります。キャンプに行って自分で水を汲みにいかせたり炊事をさせたり、生き延びる知恵を教えてきます。(転勤族のカエル/静岡県浜松市)散歩しながらもしもの時に避難する公園などを教える。また災害グッズの使い方を一緒に確認し、興味を持たせる。(うっぴ/東京都世田谷区)常にローリングストックで保存のきく食糧や水を常備しておく。子どもに懐中電灯の使い方を遊びながら使いならす。(ぴっぴ/茨城県龍ヶ崎市)外出先どこででも「今地震が来たら」ということを常に意識して、避難ルートを頭に入れるようにしております。(よし/埼玉県草加市)2人いるので長男担当はパパ、次男担当はママと分けてます。あと抱っこ紐は必ずすぐとれる場所に用意しています。(やまたけママ/福岡県北九州市)家にいる事が多く、子供が小さいので、小さい地震でもまず子供を抱えて逃げ道を確保します。あとはお風呂に入っていたり寝る前にもし今、大きい地震が来たら…とシミュレーションするとどんな場面でも動けるようになると思うのでしています。(にゃろめ/埼玉県さいたま市)とにかく生き延びてほしいので山の方へ逃げるように言っている。もし私が遅くても振り返らずに走ることを言い聞かせている。(のんちゃん/兵庫県淡路市)いつかは家族の誰かが何かしらの被災をすることになると思います。親も姉妹も別々の場所で家庭を持っているので、誰が被災しても誰かしらの家でフォロー出来る環境を整えています。どんなに防災対策をしていても命を落としてしまっては意味がないので、まずはひとりひとりが身の安全を確保する事が1番大切だと思います。(もじまま /神奈川県横浜市)
「防災対策してますか?」と題した今回のリサーチにもたくさんのご投票をいただき、ありがとうございます。
毎年のように被害をもたらす台風や豪雨、周期的に発生する大地震と、いつ起こるかわからないとは言い切れない自然災害。皆さんも不安を感じていらっしゃるようで、避難グッズを用意したり、避難の方法や場所を家族で共有したりされているよう。とくにお子さまに関しては、ミルクやオムツの準備、ママ・パパでどうするかの確認などをされていますね。
一方で、災害の備えは何もしていないという方も。「当面は大丈夫だろう」という気持ちではなく、やはり今日被災するかもしれないという危機感が大切。お子さまにも災害が起きたらどうするか教えることも兼ねて、今日にでも準備をしてくださいね。
第828回の投票テーマは「我が家の暖房どうしてる?」です。
今週もぜひご投票ください。
何よりも命が大切。家族みんなで災害、避難を語り、備えよう!・・・ (byミキハウス子育て総研)
Q1-1.不安に思っている「自然災害」は何ですか?(複数可)
Q1-2.その他の場合はどのような災害ですか?
Q2.ご家族で避難所までのルートや、非常時の行動を確認していますか?
Q3-1.災害に備えて自宅で準備しているものは何ですか?(複数可)
Q3-2.その他の場合はどんなものですか?
Q4-1.外出中の被災に備えて日頃から意識していることや、 携帯を心がけているものはありますか?(複数可)
Q4-2.その他を選択された方の持ち物を教えてください。
Q5.災害への備えや、子どもを守るために工夫していることがあれば教えてください。
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