Weekly ゴーゴーリサーチ(第771回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
子育ての先輩であるじ〜じ・ば〜ば。何かと頼りになる存在ですが、子どもを取り巻く環境、育児の方法は変化・進歩しているため、くい違いが出てくることも。そこで、今回は、「祖父母世代との育児常識のギャップ」と題してリサーチを行いました。
じ〜じ・ば〜ばとの間で感じる育児の違い、ギャップは、
「食生活・おやつ(47.0%)」
「食べ物の口移し(31.4%)」
「抱き癖(21.5%)」
「厚着・薄着(20.3%)」
「夫婦観・家族観(19.2%)」
「金銭感覚(18.9%)」
「アレルギー(17.9%)」
「初節句など行事(16.8%)」
「果汁・離乳食(16.0%)」
「母乳・ミルク(15.0%)」
「おむつ(14.7%)」
が上位にランクインしました。
トップは「食生活・おやつ」。昔は何でもたくさん食べることが基本でしたが、今は食べてはいけない物もありますよね。子どもが好きな甘い物の食べ過ぎもよくないのですが、じ〜じ・ば〜ばは孫かわいさについ食べさせてしまうのかも。食べ物や食生活が関わる「アレルギー」、「果汁・離乳食」もランクインしています。
「食べ物の口移し」は大人の虫歯菌が移ってしまうのでNGですが、昔は噛み砕いて食べさせていたので、じ〜じ・ば〜ばはやってしまうのかも。
「抱き癖」も今は心の成長につながるとされていますが、昔はしょっちゅう泣く、甘えん坊になるといわれていたよう。
「厚着・薄着」も今は空調が行き届いている、衣服の素材の機能性が高いので、そこまで気にしなくてもいいですよね。
また、「夫婦観・家族観」「金銭感覚」「初節句など行事」といった夫婦・家族の在り方、生活面などでもギャップを感じている方も。
「母乳・ミルク」「おむつ」は食生活と同じく、考え方も方法も大きく変化しているので、くい違うことが多いのでしょう。
祖父母の意見も聞きつつ、今はこうなんだと小児科の先生や保健師の方が言っていましたと専門家の意見だということを伝える。(はな/福岡県福岡市)離乳食後期の息子。まだ極力薄味にして体の負担にならないように日々心がけているのに、できあがりのおかずなど、普通にあげようとすること。孫をかわいいと思ってくれる気持ちはありがたいので、伝えるところはしっかり伝え、大目ににみるところは大目にみる。(もこ/埼玉県北本市)離乳食を始めたときから食事についての考え方の違いが出てきました。同じ箸もやめてほしいと言っても何が駄目なのかもわからないようでした。自分の両親だったので遠慮なくやめてと言えましたが、姑だったら言えないかもしれないです。虫歯の可能性とアレルギーの問題だけはしっかり説明しました。子供用の箸やスプーンを買ってもらったので、「これがお気に入りなの」といってそれを使ってもらうようにしていました。(みぃ/宮城県石巻市)夜、夕食の後は何も食べさせないようにしているのですが、祖母はお腹が空いていたら眠れないから寝る前に何か食べさせた方がいいと言います。いい方法かは分かりませんが、祖母に言っても分からないので、子ども達になぜ食べたらいけないのかを話して自分たちで食べないようにさせました。(ゆか/佐賀県三養基郡)抱っこから、ミルク、おむつ、食生活全てにおいてギャップを感じましたね。でも姑だから余計感じるのかも知れません。実母はそれほど嫌だとは思わなかったので。(ひみつ/千葉県香取市)男の子は男らしく、女の子は女らしくという考え方がとても強かった。対処としては、相手の考え方を何でも否定すると喧嘩になるので相手の意見を先ず受け入れて自分の意見と似ている点と違う点をはっきりとさせ、違う点についてもう一度話し合うことで対処している。(クローバー/群馬県前橋市)上の子は3歳になりましたがまだオムツが完全にとれていません。祖母にはまだとれないのか?と2歳すぎから言われ続けます。今のオムツは機能性がよく昔の布おむつとは違い子ども本人もおしっこをして嫌だな!という感覚があまりないのだと思います。私も早くオムツはとってほしいですが、本人のヤル気やタイミングもあると思っているので焦らせてもなーと考えています。祖母には「今のオムツは12時間ももつんだよ」「保育園の先生と話して本人の様子見ながらしてるから徐々にでやっていってみるよ」と否定的な言い方はせず今はこうなんだという事を理解してもらいつつ、良いことは取り入れようとトイレトレーニングの仕方を教えてもらったり意見交換をしています。(モコモコ/埼玉県東松山市)習い事や塾の必要性が分かってもらえない。地域や時代の違いをできるだけソフトに説明している。(Jerry/東京都江東区)最近では赤ちゃんのの肌荒れ防止にはもっぱら保湿が良いとされていますが、母は昔の経験からベビーパウダーが良いと思ってつけたがります。里帰り中は、保湿剤を必ず先に付けたいと主張してベビーパウダーを付けることに関しては否定しないようにしました。(れいちぇる/東京都世田谷区)体力的にも精神的にも育児で疲れてる時にすべて可愛いから頑張れるよね。と片付けられてしまう。(ぞう/広島県広島市)雛人形はスペースを取りたくなかったので親王飾りにしたら、見に来た義両親に「ちょっとさみしいね」と言われた。お雛様の顔や衣装はこだわって選んだのに、なんかショック!(神ほっぺ/静岡県浜松市)親世代は専業主婦が普通であり、夫一人の稼ぎで賄うことができたようだが、現在は共稼ぎでないと家計が維持できないほど、男性正社員であっても賃金が上がらない状況。奥さんが働きに行くのを快く思っていない様子。(フロッピー/愛知県小牧市)生まれる前から一緒に育児雑誌読んだり、子育て中の友達ママ情報や病院の先生の話など逐一話してました。今と昔の違いに驚いてましたが、私の好きな様に子育てをしたらいいと常に一歩下がって見てくれています。(ドキンちゃんママ/愛知県岡崎市)当時の遊び道具が現代とは全然違う。今はけん玉やお手玉、めんこなど自宅にないところが多く、アイフォンやゲーム機器などで、ひとり遊びできるものが多い。祖父母と姪っ子とで、こま回しをみんなでやると姪っ子が喜んでいた。祖父母がよく知る遊びを子どもに教えるのもいいことだと思う。(ふぅ/大阪府大阪市)嫌味ではなく素で「私の時は~」と何かと自分の子育てを引き合いに出す姑。人によっては気になるのかもしれませんが私は嫌ではなく、あえて教えて教えての姿勢で行ってます。その方が姑も気分を害さずいいのかなーと。更に普段からLINEなどでガンガン孫の写真や近況などを送ってコミニュケーションをはかってます!(明日輝mama/神奈川県川崎市)
「祖父母世代との育児常識のギャップ」と題した今回のリサーチにもたくさんのご投票をいただき、感謝しております。
昔と今では大きく変化・進歩した育児常識。そのため、多くのママ・パパが、食生活から夫婦・家族観、生活にいたるまで、じ〜じ・ば〜ばとのギャップを感じておられますね。ただ、世代も時代も異なれば、育児から何十年も遠ざかっているじ〜じ・ば〜ばが今の常識を知らないのは当然なので、伝えることが大切!皆さんもはっきり伝えておられますね。伝えにくい場合はお医者さんや保健師さんなどに言われた、育児書やネットを見せるなどすると角が立たず、納得してくれるみたい。最近は「祖父母手帳」を配布し、今の育児常識を祖父母世代に伝えている自治体が増え、HPなどで閲覧できるところもあるようですよ。
子ども、孫がかわいい気持ちは同じ。ママ・パパは頭から否定しない、じ〜じ・ば〜ばは育児を行うのはママ・パパであるという気持ちで歩み寄り、ギャップをうめていきたいですね。
第772回の投票テーマは「我が家の子育て方針は?」です。
今週もぜひご投票ください。
じ〜じ・ば〜ばも話せば分かる。コミュニケーションこそ家族円満、子どもの成長のカギだね♪・・・ (byミキハウス子育て総研)
Q1−1.祖父母世代(子どものおじいちゃん・おばあちゃん)と接していて感じる、育児についての違い・ギャップはどんなことですか?(5つまで)
Q1-2.その他の場合はどんなことですか?
Q2.具体的に感じているギャップはどのようなことですか?また、ギャップをうめる祖父母との良いコミュニケーションの取り方があれば教えてください。
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