Weekly ゴーゴーリサーチ(第744回分析結果) Weekly ゴーゴーリサーチ
子育てにとって大切な要素である「ほめ方・しかり方」。ママ・パパの教育方針、お子さまの年齢や性格によっても変わってくると思いますが、上手なほめ方・しかり方は、なかなか難しいですね。今回は、「年齢別“ほめ方、しかり方”」と題してリサーチを行いました。
今回のリサーチの対象となるお子さまの年齢は次の通りです。
「0歳(13.3%)」
「1歳(10.5%)」
「2歳(10.3%)」
「3歳(9.8%)」
「4歳(9.6%)」
「5歳(6.6%)」
「6歳以上(36.2%)」
日常的にはお子さまを「ほめることの方が多い」とお答えの方が30.7%。ただ、しかることも「同じくらい」とお答えの方がほとんど差がなく、29.8%でした。また、「しかることの方が多い」とお答えの方も24.8%。ほめるも、しかるも子育てには不可欠という表れなのかもしれません。
最近、どんなことでお子さまをほめたか伺うと、
「お手伝いをしてくれた(43.3%)」
「お片づけができた(35.9%)」
「きちんとあいさつができた(32.2%)」
「よく食べた(おっぱい)(30.4%)」
「ありがとうやごめんなさいが言えた(25.4%)」
が上位にランクイン。
トップは「お手伝いをしてくれた」。小さなお手伝いでもママ・パパはうれしく、お子さまは達成感があるのでしょう。人助けや思いやりにもつながっていきますよね。
続いては、「お片づけができた」。自分のことは自分ですることの第一歩であり、小さい頃から身につけて欲しいですよね。
「きちんとあいさつができた」「ありがとうやごめんなさいが言えた」は、人として大変重要なこと。あたり前のこと、習慣となるよう、しっかりほめておられるでしょう。
「よく食べた(おっぱい)」もお子さまが元気に成長するためには大切なので、ほめておられるようです。
年齢別に見ると、5歳、6歳以上のお子さまは「お手伝い」でほめられることが多いよう。
4歳、3歳のお子さまは「お片づけ」と、大きくなってきて自立へとつながることでほめられていますね。2歳のお子さまの場合は「あいさつ」、1歳、0歳のお子さまは「よく食べた」と、成長に応じてできること、できるようになったことでほめられるようです。
最近、どんなことでお子さまをしかったか伺うと、
「危険なことをしている(44.4%)」
「片付けない、出しっぱなし(28.7%)」
「食べ方・行儀が悪い(25.2%)」
「ぶつ、蹴る、噛む、投げる(20.9%)」
「うそをつく、口ごたえ(14.8%)」
「汚い言葉を使う(14.1%)」
「テレビやゲームばかり(14.1%)」
という順になりました。
トップは「危険なことをしている」。万一の事故やケガにつながってしまうので、時にはキツめにしかって、二度としないようにされているよう。
続いては、「片付けない、出しっぱなし」。今のうちに習慣づくよう、出しっぱなしの時は片付けるようにしかっておられるのでしょう。
「食べ方・行儀が悪い」は大きくなった時に恥ずかしいことですし、「親のしつけがなってない」と言われかねないので、しかりますよね。
「ぶつ、蹴る、噛む、投げる」は、危険なことと同じく、絶対にダメなこと。
「うそをつく、口ごたえ」「汚い言葉を使う」は人の道に外れること、「テレビやゲームばかり」は約束を守らないことにもつながるので、しかっておられました。
年齢別に見ると、0歳から3歳のお子さまは、「危険なこと」「ぶつ、蹴る、噛む、投げる」でしかるケースが多いよう。
4歳から6歳以上になると、習慣やルール、人として大切なことでしかることが増えるようで、「片付けない、出しっぱなし」 「食べ方・行儀が悪い」「うそをつく、口ごたえ」「汚い言葉を使う」「テレビやゲームばかり」でしかっておられました。
例えば「お片づけできた!いい子だねー」は絶対言わないように心がけています。親の機嫌を伺って「いい子」でいようと演じるようになり、この人の前ではいい子で外ではやりたい放題するような子になるんではないかと思い、「いい子、悪い子」は言わないようにしています。褒めるというよりは一緒に喜んで笑顔を見せてあげるようにしています。親の笑顔が1番届くんではないでしょうか。(ゆーみん/奈良県桜井市)どこを褒められているのか分かるように行動などを褒めるようにしています。えらいというよりはありがとうという褒め方をすることが多いです。しかるときは感情をのせないように気をつけていますがなかなかです。以前のことも持ち出したりクドイ怒り方をしてるなぁと後でいつも反省します。(そにこ/福岡県北九州市)毎日一緒にいると、ついつい小さなことを見逃しがちになってしまいますが、どんなささいなことでも褒めるようにしています。褒めると同時に、子どもの体に触れてあげることで、自分を認めてくれたという自信になるようで、次から次へといいことをしてくれます。ただ、客観的にみると、叱っていることのほうが多いのかなと、反省する機会にもなりました。感情的にならず、「何がいけないことなのか」を論理的に理解させることが大切だと思うので、目を見て話しあう機会を設けています。少し言い過ぎたかな?という時には、最後に抱きしめてあげることで、子どもも安心するようです。子どもの存在を否定するのではなく、ダメなことはダメなのだと、いけない行動を正すことに焦点を置くようにしています。(ローズ/茨城県筑西市)褒める時は、なるべく目をみて、表情は明るく。手が離せないときの場合は、時間がたった後でもいいから、きちんと褒めるようにする。有難う、嬉しいの気持ちが伝わるように身振りてぶりをややオーバーに、あとは、ハリのある声で伝えます。叱る時には、どうしてダメなのか、理由を自分で考えさせてみる。(原因、理由がわかっていなければまた繰り返すので)。わかるよう、言葉などで誘導してみる。(つばまま/岐阜県本巣市)抱き締めてあげたり、ハイタッチしたりしてほめます。しかるときに気を付けているのは、何が悪かったか子供自身に考えさせるように心がけています。(ゆいまなママ/群馬県渋川市)家の外での礼儀作法や人との付き合い方に重点を置いてほめたり叱ったりしています。日頃はできるだけ穏やかに接し、叱るときだけ声を低くして叱ります。ギャップがあると本当に叱られたんだと感じやすいみたいです。また、叱ったことを次は改善しようとがんばっていた時はめちゃくちゃ褒めるようにしています。(もえんが/山口県萩市)大げさにほめる。兄弟と比較しない。(いるか/新潟県新潟市)結果ではなく、頑張った過程や、やろうとした気持ちを褒めるようにしている。叱る時は長々と話さず端的に。簡単な理由も添えて叱るようにしている。(かにこ/青森県上北郡)恐怖は与えない。しっかりと目と目を合わせて、何がいけなかったのかを理解できるように話す。こどもは 言葉の理解が難しいので、いけなかった事を やって見せたりする。(ちぃ/神奈川県相模原市)子供の目線でしっかりと向き合い、なぜ今褒められたのか?なぜ今叱られたのか?をわかりやすく説明することが大事です。大人から見れば悪い行いでも子供にとっては将来の職業に繋がることもあります。大人の我々がその行動に少しでも意味のある行動なら少しの間見守ることも大切ですね。(K/長崎県松浦市)~したらダメと否定的な言葉を言わないようにしています。オモチャを片付けないと捨てるよと言いたいところですが、散らかしてると、踏んづけちゃうかもよ。オモチャが壊れると可哀想だから、片付けようねと声をかけるようにしています。(ミユックス/埼玉県上尾市)
「年齢別“ほめ方、しかり方”」と題した今回のリサーチにもたくさんのご投票をいただき、ありがとうございます。
お子さまが成長し、できることが増えてくると、ほめる、しかる機会もアップするようですね。内容としては、大人になった時に必要になること、人として大切なことで、ほめたり、しかったりされるよう。方法はママ・パパによりさまざまですが、ほめる時は大げさに、感情豊かに表現されていますね。一方、しかるはなかなか難しいよう。ついつい感情的になってしまうこともあるようですが、なぜ悪いのかお子さまが納得し、次はやらないにつながるよう、冷静にしかるを心がけておられました。ほめるもしかるも「愛情」がイチバン大切ですよね。
第745回の投票テーマは「祖父母の孫育て事情」です。
今週もぜひご投票ください。
しかった後は親子でスッキリ。すぐにニッコリ。今度はいっぱいほめてあげよう♪・・・ (byミキハウス子育て総研)
Q1.お子さまの年齢を教えてください(きょうだいがいる場合はお一人決めてください)
Q2.日常的に、「ほめる」と「しかる」、どちらが多いですか?
Q3-1.最近、お子さまを「ほめた」のは、どんな時ですか?(複数可)
Q3-2.その他の場合はどんなことですか?
Q4-1.最近、お子さまを「しかった」のは、どんな時ですか?(複数可)
Q4-2.その他の場合はどんなことですか?
Q5.どんなほめ方をしていますか?また、しかる時に気をつけていることは何ですか?
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